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腹部肥満を改善する薬は、どのくらい飲めば効果がありますか?

個人差がありますので一概には申し上げられません。
1ヵ月以上続けて服用する場合は、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。 下痢など、お身体に合わないと感じられる症状がある場合には、服用を中止してください。
肥満予防のためにはお薬を続けるよりも、食事や運動など生活習慣を見直すことをお勧めします。

肥満と肥満症とはどう違うのですか?

一般的に肥満とは脂肪が蓄積した状態を指します。
これに対して医学的な意味での肥満症とは、健康を害する合併症が起きている、あるいは起きると予想される、減量が必要な状態のことです。

市販の肥満症改善薬と併用できない医薬品は何ですか?

他の便秘薬や下剤との併用はお止めください。また、成分や効能効果が重なる医薬品の併用もお控えください。病院で治療を受けている方は、服用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

肥満症改善薬としての漢方薬はどのような体質、タイプに向いていますか?

体質としては体格がよく、肌に色つやがあり、胃腸も強い人に効果が見られやすく、漢方でいう「実証」タイプの方に向くといわれています。

高齢者が使用してもよいですか?

高齢者(65歳以上)の方は、薬の作用が強く現れたり、作用が長引くことがあります。
服用して頂けますが、服用中の体調には十分注意していただき、気になることがあれば、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

肥満症改善薬として市販されている漢方薬には、どういった種類と効果がありますか?

市販されている漢方薬として以下に漢方処方名と効果を示しました。

漢方処方名 効果
大柴胡湯
ダイサイコトウ
体力が充実して、脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向があるものの次の諸症:胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、神経症、肥満症
防風通聖散
ボウフウツウショウサン
体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症(副鼻腔炎)、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、肥満症
防己黄耆湯
ボウイオウギトウ
体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの次の諸症:肥満に伴う関節の腫れや痛み、むくみ、多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)

肥満症改善薬は、どのくらい飲めば効果がありますか?

個人差がありますので一概には申し上げられませんが、1ヵ月ほど服用しても改善が見られない場合は、お薬があっていなかったり他の原因も考えられますので、 医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。