トップ > おくすりQ&A > おくすりの種類で選ぶ / 皮膚用殺菌消毒薬

  • おくすりQ&A おくすりの種類で選ぶ皮膚用殺菌消毒薬


ベンザルコニウム塩化物を主成分とした手、指、皮膚の殺菌消毒薬を石鹸と一緒に使用してもよいですか?

ベンザルコニウム塩化物は石鹸と混ざったり、石鹸分が手指や皮膚の表面に残っていると、殺菌消毒効果がなくなったり、弱くなったりしますので、同時に使用しないでください。 石鹸で手を洗った後には、手、指の石鹸分をよく洗い流してから、殺菌消毒薬をお使いください。

参考
ベンザルコニウム塩化物は陽イオン(+イオン)であり、石鹸は陰イオン(−イオン)のため、併用するとプラス・マイナスが打ち消し合いベンザルコニウム塩化物の殺菌消毒効果がなくなったり、弱くなったりします。

皮膚用殺菌消毒薬とはどのようなものですか?

切り傷、すり傷などを殺菌消毒するものです。

すり傷にすぐ薬を塗布して良いですか?

まずは、汚れをおとしきれいにしてから使用するようにしてください。動物にかまれた傷、症状が悪化したり化膿している、出血がひどい傷などの場合は、医療機関を受診してください。

飼い犬に使っても大丈夫ですか?

人を対象とした薬ですので、飼い犬などペットには使用しないでください。

液体や軟膏などの皮膚用殺菌消毒薬がありますが、傷にはどれを使ったら良いでしょうか?

一般的に、液剤は傷口を洗うことに適しています。軟膏は清潔になった傷口をカバーすることで保護することができます。パウダーは傷口をさらさらにしてくれますので、用途や目的に合わせて選択してください。