トップ > おくすりQ&A > おくすりの種類で選ぶ / 発毛促進薬

  • おくすりQ&A おくすりの種類で選ぶ発毛促進薬


頭皮のタイプ(脂性・乾燥性)の区別・判別方法はどのようにすれば良いのですか?

目安として脂性タイプは、頭皮がベタベタしている、髪全体も脂っぽい、髪がぺちゃんとしている、湿った大きなフケがでる、ふとした時に頭皮の臭いが気になる等です。 乾燥性タイプは、頭皮がカサカサしている、髪全体がパサパサしている、お肌がかさつき易い、乾いた細かいフケがでる、頭が無性にかゆくなるといったことで判別してください。

発毛促進薬を使用すると、どれ位で効果が実感できますか?

まず6ヵ月間ご使用していただき、効果を確認してください。
抜け毛が減ったり、うぶ毛が増えたり、髪にコシが出てくれば、効いている証拠です。なお、薬の効果には個人差があり、残念ながら全ての方に効果があるというものではありません。

女性でも使用できますか?

発毛促進薬は女性の方でもご使用いただけます。ただし発毛成分としてミノキシジルを使用している場合、女性の方は高濃度配合品をご使用できませんので、1%配合品であればご使用できます。

授乳期間中なのですが、発毛促進薬を使用できますか?

配合されている成分によりご使用できないことがあります。

発毛促進薬をより効果的に使用するにはどうしたら良いのでしょうか?

 1.頭皮を洗髪等で清潔な状態にしてください。(薬用シャンプー、コンデショナー等の使用をお勧めします)
2.薬剤をつけ、頭皮・地肌に良くすり込んでください。(洗髪直後や湯あがり直後は発汗しやすいので、軽く乾燥させて、頭皮のほてりを十分に冷ましてからお使いください)
3.最後にマッサージして血行を促進してください。
4.マッサージは指先で頭皮を軽くもむようにしてください。爪を立てて頭皮に傷をつけないように、また、先の尖ったクシや金属ブラシは地肌を傷つける可能性があるので、使用しないでください。
5.髪の長い方は、髪を分けて地肌に良くすり込んでください。
6.毎日継続してご使用してください。

発毛促進薬を使用するにあたり、どのような副作用が考えられますか?

頭皮への症状として、発疹、発赤、かゆみ、はれ、刺激痛、局所発汗、熱感等が考えられます。その他として、全身性の発汗、それに伴う寒気、顔のほてり、ふるえ、吐き気等が考えられます。
これらの症状が現れた場合は、直ちに使用を中止し、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

他の発毛促進薬と併用できますか?

同時に複数の発毛促進剤を使用すると、アルコールや他の成分の影響で、頭皮を傷める可能性がありますので、併用は避けてください。

発毛促進薬の使用年齢制限はありますか?

配合成分や濃度により年齢制限があるものもありますので、説明書をご確認ください。

1日2回の発毛促進薬を、1日3回、4回と多く使用しても良いですか?

1日2回より多く使用したり、1回の量を多く使用しても効果はあがらないばかりでなく、かえって副作用の頻度を高める可能性があります。また、使用を忘れたからといって、次回に倍量使うこともお止めいただき、用法・用量をしっかり守ってご使用ください。

フケが多くて困っています。何か良い対策はありますか?

フケは、新陳代謝による自然な現象です。しかし、急に多くなったり、ベタベタした大きなフケが出るようになったら要注意です。フケには乾燥性のものと脂性のものがあります。
まずは自分がどちらのタイプか理解しましょう。脂性(オイリー)肌の人は頭皮もオイリーです。乾燥肌の人は頭皮も乾燥しやすいので、肌質を見て判断すると良いでしょう。頭皮の乾燥や皮脂過剰は抜け毛の原因にもなります。

 乾燥性のフケ・・・シャンプーは洗浄力のマイルドなものに替え、洗髪の回数を1日おきなどに減らしましょう。洗髪後は、乾燥の予防の為に、頭皮にヘアクリームや椿油などの油分を与えてあげてください。
 オイリーのフケ・・・オイリー肌の人は皮脂がたまって頭皮に負担がかかりやすくなっています。洗髪をするときは2度洗いをするなど、頭皮を清潔に保つようにしてください。
 フケの出る人のシャンプー選び・・・フケ予防用のシャンプーも市販されています。フケやかゆみを防ぐ効果のある成分として、ピロクトオラミンやジンクピリチオンなどが含まれています。

それでも解決できない方は、医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

発毛促進薬使用後に通常の整髪料は使用できますか?

ヘアーリキッド、ヘアームース等の整髪料はご使用できます。

発毛促進薬をカラーリングした髪にも使用できますか?

使用できます。ただしヘアマニキュアをご使用の場合は、色落ちすることがありますので、お勧めできません。