胃腸薬に含まれている制酸成分には、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなどを含む化合物が多く用いられています。これらは、一部、体内に吸収されます。腎臓機能が健全であれば、これらの余分な成分は直ちに排泄されますが、腎臓病の人では排泄が遅れ、一時的に体液中のナトリウム、カルシウム、マグネシウム、アルミニウムなどの濃度が高くなり、種々の副作用を起こす可能性があります。
また、腎臓病の人がグリチルリチン酸等を含む胃腸薬を多量に使用すると、尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等の症状が現れる可能性がありますので、この注意が記載されています。
また、H2ブロッカーの場合、腎臓の病気を持っている場合は、薬の排泄が遅れて作用が強くあらわれることがありますので、服用しないで下さい。
製品の説明書をよく読んで正しく服用しましょう。