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協会ニュース 2004.1.26
米国FDA、解熱鎮痛薬の安全使用についての全国キャンペーンを開始
 米国医薬食品局(FDA)は、1月22日、解熱鎮痛薬の大衆薬製品の安全使用についての全国教育キャンペーンを開始したことを発表しています。マーク・マックレランFDA長官は、その理由として、「解熱鎮痛薬は、指示どおりに使用されれば安全であるが、ある症状を持つ人や特定の薬を服用している人が使用すると重篤な問題を引き起こす可能性がある。これらの製品を服用する生活者に現在の用法用量とラベル表示に注意深く従うことが重要であることを思い起こしてもらいたい」と述べています。今回の対象成分は、アセトアミノフェンと非ステロイド消炎薬(アスピリン、イブプロフェン、ナプロキセンナトリウム、ケトプロフェン)です。

日本では、薬の添付文書で下記の内容は注意記載されていますが、これらの薬を使用して いる方は改めて次の点にご注意下さい。

(1)医師から処方された薬や大衆薬(頭痛薬、風邪薬、咳止め薬、痛み止め薬)を2種類以上服用する際には、上記成分が重複していないことを再確認して下さい。
(2)薬を服用している時は、アルコール類を飲まないよう注意して下さい。
(3)血流改善薬、ステロイド剤、利尿剤を同時に使用していないかご確認下さい。
(4)既往症(胃出血、腎疾患)がないことをご確認下さい。
詳しくは、医師または薬剤師にご相談下さい。


 様々な用途で売られている大衆薬は、同じ有効成分を持っている。例えば、風邪・咳の薬は、頭痛薬や医師の処方する痛み止めと同じ有効成分を持っているかもしれない。予想外の過剰服用の危険を少なくするためには、同じ有効成分を含む多数の薬の服用を避けなければならない。
 アセトアミノフェンは、多くの大衆薬や医師処方の薬に見出される有効成分であり、鎮痛薬、咳止め、風邪薬に含まれている。正しく使用されれば安全であるが、過剰に服用された場合は、肝臓障害や死に至る可能性もある。肝臓障害の危険性は、アルコール摂取の生活者がアセトアミノフェンの入っている薬を使用すると増大する恐れがある。
 非ステロイド消炎薬は、鎮痛薬によく見られる有効成分で、解熱薬や痛み止めに用いられる。これらの製品は、胃出血を引き起こす可能性がある。特に60歳以上で医師から処方された血流改善薬を服用していたり、ステロイド剤を服用していたり、あるいは胃出血の既往症を持っていれば、この危険性は増大する恐れがある。また、腎疾患有する者や利尿剤の服用者では、腎臓障害の危険性を増大させる恐れがある。


参考のため、プレスリリースの概要を掲載します。
なお、詳しい内容をお知りになりたい方は、次のアドレスにアクセスして下さい。
http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2004/NEW01008.html
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